読後感想第2弾です。
前回はマネジメント系でしたが、今回は会社内で新規事業を企画する際に参考になるような本を取り上げています。
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「プロデュース能力」 佐々木 直彦
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「経営戦略ワークブック」 河瀬 誠
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「戦略と実行」 清水 勝彦
今時点でのamazonの評価、評価者数、発行日は
1. [4.2] 19人 2008年 2. [4.5] 35人 2010年 3. [4.7] 20人 2011年 でした。
評価はも人気もそれほど差はなさそうですね。
今回も、会社から提供された本として読みましたが、自腹でも買うのはどれ?
と聞かれた場合、2.と3.は安くなってれば買うかな という感じです。
以下に簡単に3冊の私なりの読後感想を。
1.「プロデュース能力」
■読みやすさ:★★★★☆ ■オススメ度:★★★☆☆
■感想:プロデュースとは何かということをキーワードに、プロデュース思考の特徴、行動の仕方、ビジョンの考え方 について指針を示す内容である。
事業戦略に限らず、自ら動いて人を巻き込み何かを生み出すという考え方は日常業務でも充分に活用できるものであると思う。自分の思考や人の巻き込み方を学ぶことができた。また、自己のキャリアを形成するという意味でも自己プロデュースの思考は重要であることに気づいた。
・何かをやりたいという”個人の熱い思い”は重要。何のためにやるのか、実現したらどうなるのか
・自分一人ですべてを考える必要はない。必ずしも自分がリーダになる必要もなく、プロデューサー、メンバーにモチベーションを作り出し人を動かす
というフレーズが頭に残った。
2.「経営戦略ワークブック」
■読みやすさ:★★★★★ ■オススメ度:★★★★☆
■感想:経営戦略を立てる上で教科書となるような内容で、戦略を作るための具体的なSTEPがわかりやすく記載されている。文章と図でわかりやすく説明されており、内容も読みやすかった。いわゆるMBAで学べるものをコンパクトにまとめられている。自分は某ビジネススクールでMBAの触りみたいなものを数ヶ月学んだことがあるが、その数ヵ月分が1冊にまとまり、かつ実践でこの本に沿ってまとめていけば、会社内で新規事業を立ち上げるという時には非常に参考になりそうだと感じた。
3.「結果を出すリーダーはみな非情である」
■読みやすさ:★★★★☆ ■オススメ度:★★★★☆
■感想:戦略の立て方ではなく実行が大事であるという内容で、実行の問題点、失敗事例、失敗の分析等 の切り口でどのように戦略を実行するべきなのかというのを考える上で参考になる内容である。また、今までの前提を新しい見直し前提で置き換える考え方が非情に実務的で良かった。
いわゆる教科書的な戦略立案方法だと、分析や計画、ビジョンが重要というのをよく目にするが、
・分析は戦略ではない。分析はあくまで過去データ。戦略は未来への仮説。直感と創造性も重要。時間をかけても十分ということはない。踏み出すことが重要。PlanよりもDoとCheckに時間をかけ試行錯誤する。
という考え方が刺激になった。
以上